米ESPNが韓国プロ野球中継のなぜ 歓喜は野球だけにあらず

公開日: 更新日:

「コンテンツが枯渇し、視聴者が減る中での苦肉の策。メジャーが開幕するまでのつなぎでしょう。ただ、別のニーズもあります。米国内のギャンブラーにとって、韓国プロ野球は賭けの対象にもなっていますからね」

 なるほど、世界中に多くのユーザーがいる英国の老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」のオンラインサイトでは、韓国と台湾のプロ野球の試合にオッズがついている。

 たとえば5月6日の斗山対LG戦の倍率は斗山の「1.53」に対してLGは「2.37」(同日午後4時30分ごろ)。「bet365」「Marathonbet」という他の大手ブックメーカーだけでなく、ビットコインのような仮想通貨を使った賭けサイトでも賭けの対象になっている。

「米国では一部の競馬場のみで開催されている競馬が記録的な売り上げをマークするなど、ギャンブル熱は高い。ただ、スポーツに関してはゲームを通じた『eスポーツ』くらいしか賭ける場所がなかった。韓国のプロ野球の開幕により、貴重な選択肢が増えた。試合結果はインターネットで確認できますが、なかには賭けた試合を実際に見たい、というギャンブラーもいるでしょう」(前出の関係者)

 むろん、中継を見ることができない世界中のギャンブラーにとっても、朗報に違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動