著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

主要ゴルフ団体のリスクマネジメント欠如 JGAの罪は大きい

公開日: 更新日:

 具体的には「3密回避」のため、ゴルフ場でのスタート間隔を10分以上空ける。ロッカールームの滞留時間短縮、風呂は不使用。ゴルフ場にはプレーの服装のまま来場し、そのままプレーが終わったら帰る。レストランは休業し、弁当持参や、事前注文のテークアウトによる屋外での飲食、スループレーや9ホールプレーの奨励である。

 これらは強制ではないが、現在多くのゴルフ場が実施しており、ゴルファーにも感染予防の目安に役立っている。ゴルフ場も練習場も従業員に徹底指導しており、全員がマスクを着用し、フロントでは来場者を検温して37・5度以上の発熱や咳をしている人には利用を断っている。こうした徹底した予防対策をとっているにもかかわらず、ニュースでは自粛要請中に練習場やゴルフ場に人が詰めかけていると、パチンコ店同様に過熱報道するテレビ局もあった。

 そこでJGRAは日本民間放送連盟(民放連)に報道是正の申し入れを行っている。緊急事態宣言が発令される前は、ソーシャルディスタンスが保たれ、広々として空気の澄んだゴルフ場は3密に無縁な環境と好意的な見方があった。だが、本来ならゴルフ場関係者の感染防止努力を後押しすべきJGAが情報発信を怠ったため、“悪者”にされてしまったわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり