甲子園目指す強豪校選手が“代替大会”に乗り気ではない理由

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 先週発売の週刊文春によれば、大阪桐蔭の部員たちは夏の甲子園中止が正式決定する前、中止報道が出た直後から木のバットを使った練習を始めたという。つまり、上のレベルで野球を続ける準備を始めたということだ。

 代替大会を開催しないことが決定した福岡県では、交流のある私学監督20~30人が「我々だけで大会を開こう」という流れがある。

「まだ決定ではなく、議論の段階。球場の使用料や警備員を雇うならその費用、審判の確保など課題は多い。それでも一定のレベル以上の学校だけを集めれば、試合に緊張感も生まれるし、プロや大学、企業へのアピールにもなる。県高野連が大会を放棄した以上、次のステップのための道をつくってやらなきゃいけませんから」(福岡県の私学監督)

 代替大会はそもそも3年生最後の夏に思い出づくりをしてやりたいとの配慮からだが、実際に甲子園に出場するような強豪校の選手たち、野球で生きていく覚悟を持つ連中はとっくに前を向いているようなのだ。

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