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安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

日大藤沢・牧原巧汰 NO.1捕手で西武・森クラスの強肩強打

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 安倍氏は昨春、初めてこの牧原を見た時、「イキのいい捕手が出てきたな」と思ったという。

「県大会でははつらつとプレーしていて、強豪校相手に怯えたり気負いすぎたりすることもない。一瞬一瞬に良い意味の喜怒哀楽や、達成感のようなものがにじみ出ている。彼のような捕手がいたら、他の選手たちも楽しく、前向きに野球がやれると思います」

 そんな安倍氏だからこそ、甲子園、地方大会の中止が相次いだ今年、牧原の実戦でプレーする姿を見たかったという思いが強い。

「昨夏の地方大会決勝で、東海大相模相手に、1―24で大敗を喫しました。決勝戦でコールドがなく、このような大差がついた。何もできず、ただ打たれるがままに24点も失った。捕手というポジションである以上、記憶に一生残ると思います。この経験をディフェンス能力にどう置き換え、生かすのか、楽しみにしています」

○まきはら・こうた 神奈川県生まれ。174センチ、78キロ。右投げ左打ち。

【連載】甲子園中止に泣いた高校生ドラフト候補 本当の実力

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