著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

大山に三塁争いの試練 虎名物「未完の大砲」の仲間入りか

公開日: 更新日:

 今季、阪神の正三塁手はマルテなのか大山悠輔なのか。最近は大山の外野手起用も試されているため、2人ともスタメンに名を連ねるケースもあるかもしれないが、だからといって大山の外野固定も容易ではない。阪神の外野には福留孝介糸井嘉男近本光司の他に、かつての新人王・高山俊もいる。要するに、今季の大山はレギュラー安泰ではないのである。

 この試練を大山がどう乗り越えるか。ここに阪神積年の課題克服がかかっている。近本や高山とちがって、大山は大砲候補だ。阪神では掛布雅之以来、30年以上も途絶えている、生え抜き日本人の4番打者(新庄剛志や桧山進次郎ら短期的な4番は除く)を担える素材。ここで足踏みしてしまうと、大山もまた、過去に何人もいた「未完の大砲」のまま伸び悩んでしまうかもしれない。

■中谷、森田、浜中…

 そもそも今季10年目の中堅選手となった中谷将大も、長打力から将来の4番と期待されていたが、2017年に20本塁打を記録して以降は伸び悩んでいる。今は一軍定着さえ微妙なラインだ。

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