著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

大山に三塁争いの試練 虎名物「未完の大砲」の仲間入りか

公開日: 更新日:

 この中谷の他には、16年と17年に2年連続ウエスタン・リーグ本塁打王に輝いた7年目の陽川尚将や、身体能力が売りの6年目・江越大賀あたりが代表的な伸び悩み大砲だろう。江越に至っては16年の開幕早々に3試合にまたがって3打席連続本塁打を放ったこともあり、ツボに入ったときの爆発力は魅力的なのだが、そのツボがなかなか見つからない。

 また、その前の時代では07年の高校生ドラフト3巡目で入団した左の大砲・森田一成が忘れられない。いかにもパワーがありそうなアンコ体形から放たれる飛距離は外国人顔負けで、13年にはウエスタン本塁打王と打点王の2冠を獲得。しかし、守備が一塁に限定されることもあってか、一軍では出場機会に恵まれないまま14年限りで自由契約となった。

■二軍の本塁打王は過去20年間で延べ8人

 この手のいわゆる二軍スラッガーといえば、05年と06年に2年連続でウエスタン2冠(本塁打と打点)に輝いた喜田剛と、00年と01年に2年連続で同本塁打王に輝いた曽我部直樹も捨て難い。一軍の本塁打王(日本人選手に限る)となると、84年の掛布を最後に現れていない阪神だが、ウエスタン本塁打王は00年以降の20年間で8回も輩出している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ