オリ山本由伸が8回10K “やり投げ投法”に磨きで3連敗阻止

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 独特の投球スタイルを武器に、21日の対楽天戦は8回を3安打無失点、10奪三振で二塁も踏ませなかったオリックス山本由伸投手(21)。

 昨シーズンは最優秀防御率(1・95)のタイトルを獲得。侍ジャパンの一員として昨年11月のプレミア12にも登板した。いまや日本球界を代表する右腕は、17年オフに取り入れた「やり投げ投法」にさらなる磨きをかけたという。オリックスOBはこう語る。

「やり投げのような投球フォームから繰り出される力強い球が魅力ですが、何より球種が分かりにくくなった。ほとんど同じフォームからストレートやカーブ、フォークなどの変化球を投げ分けられるようになったので、打者は困惑するはずです」

 やり投げ投法を取り入れる際には首脳陣の制止を振り切ったともいわれる。もともとメンタルは強い。

「落ち着いた性格で、忍耐力が非常に高いと思います。山本が良いピッチングをしても、打線に恵まれずに負け試合になることもある。悔しいに決まっているのに、彼は全く表情に出しません」(前出のOB)

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