巨人で台頭する投手2人が“後押し” 菅野の来季流出に現実味

公開日: 更新日:

 コロナ禍の影響か、今季はライバル広島などの投手陣が崩壊。特に抑え投手受難のシーズンとなっている。それでも巨人は、開幕守護神のデラロサが故障離脱した後も、中川が終盤の砦となり、いまだ1失点。かつての山口鉄也をほうふつとさせる投球で首位を走る原動力となっている。

 これで菅野の夢への道が開けるのではないか。

 かねて公言しているメジャーリーグ挑戦の後押しになるかもしれない、とさる球界関係者がこう言った。

「もし巨人が『投壊』でV逸するようなら、エースの立場から、菅野はこのオフにポスティング移籍を球団に直訴しにくい雰囲気になるでしょう。中川は入団以来、オフの自主トレなどでずっと面倒を見てきた東海大の後輩。戸郷は山口俊の弟子だけど、菅野自身が後を託せそうな将来のエースになり得るポテンシャルを秘めている。2015年から4年連続でV逸していた頃は、なかなか若い投手が出てこない、とチームの未来を憂慮していた時期もあった。先発とリリーフに実力派の後輩が出てきたことで、心おきなくメジャーに挑戦できる環境が整ってきたといえます」

 若手の台頭が菅野の流出を後押しするというなら、巨人にとって痛し痒しかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  1. 6
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 7
    元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!

    元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!

  3. 8
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  4. 9
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  5. 10
    岸田首相の起死回生策? 国会閉幕後に囁かれる「オールスター内閣改造」は成功するのか

    岸田首相の起死回生策? 国会閉幕後に囁かれる「オールスター内閣改造」は成功するのか