絶不調の渋野は全英女子連覇“赤信号” 怖い予選落ち症候群

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【スコットランド女子オープン】第2日

 来週、全英女子連覇に挑む渋野日向子(21)にとって、今大会はリンクス対策の小手調べだったかもしれない。ところが初日に8オーバー125位タイと出遅れ、2日目も修正できずに1バーディー、5ボギー、1ダブルボギー。リンクスを攻略できず、通算14オーバー132位に終わった。

 2日間で1バーディーしか奪えなかったのも、渋野の今のゴルフ状態をよく表している。バーディーはプロにとって、コースを積極的に攻めることができる“良薬”といわれる。1バーディーでは、勢いに乗ることができない。

 また今年出場した国内大会「アース・モンダミンカップ」に続いて連続予選落ちだ。こうなると今後はカットラインが気になって、渋野らしい思い切りの良さもなくなってしまう。ましてや優勝争いなどイメージさえできなくなる。

 さらに、この日は左手首にテープを巻いていた。リンクスの硬いフェアウエーや深いラフで痛めたことも十分に考えられる。体に故障があれば、スイングに変調をきたすのは当然だ。メジャー連覇は、はかない夢に終わりそうだ。

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