G打線湿りっぱなしでコーチ陣は戦々恐々 原監督また配転も

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 コーチ陣は素直に喜べまい――。

 4番・岡本の値千金の一発を、大黒柱・菅野が完封で守り切った18日の試合。エースはこれで開幕8連勝となったが、一方で巨人打線は阪神先発の高橋遥人(24)に7回2安打に抑えられた。肩のコンディション不良から回復したこの左腕とは、6日に甲子園で対戦し、7回で11三振を喫して無得点。今季初先発だった高橋に復活白星を献上していた。

■勝つには勝ったが…

 菅野と岡本の働きで勝利したとはいえ、巨人のコーチ陣は冷や汗が止まらないのではないか。中日・大野雄に2戦連続で完投勝利を許した16日、原監督は「なにか我々の策に甘さがあるのかもしれない。どういう指示、正しい指示を出していたのか、コーチに問いたいね」とベンチの責任を厳しく指摘。コーチ陣に苦言を呈したばかりだからだ。

 そこへもってきて、今度は高橋に2試合続けて抑えられた。原監督の怒りの矛先が、再びコーチ陣に向く可能性は十分ある。もうすぐ迎える折り返し地点(現在48試合)までに、コーチ陣の配置転換があるかもしれないと、さるチーム関係者がこう言った。

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