プロ野球打撃タイトル争い 好調の秘密と課題=パ・リーグ編

公開日: 更新日:

柳田悠岐(ソフトバンク 外野手・31歳・10年目)

【打率2位=.371 本塁打2位=18本】(8月23日現在)

 18年以来となる自身3度目のタイトルを視野に入れる。そんな主砲について、チーム内でこんなウワサが飛び交っているという。

 ある球団OBは「どこまで本気か分からないけど……」と次のように続ける。

「今オフ、球団がポスティングの許可を出す可能性があるというのです。柳田は昨オフに7年契約を結んだばかり。普通に考えれば、あり得ない話だが、今季は新型コロナウイルスの影響で収入が大幅減。特に入場料収入は、観客の上限が5000人では例年に比べてすずめの涙のようなもの。なにせ、ペイペイドームは最大収容4万人超だから、8分の1にしかならない。ソフトバンクは金満といわれるが、独立採算制。親会社の補填などは一切ない。それだけにコロナ禍の今、今季12球団1位の選手総年俸が大きなダメージとなる。柳田の契約は年俸5億7000万円で7年40億円。出来高をクリアすれば、その分が翌年のベースとなる年俸に上乗せされる加算方式。観客5000人では柳田を養えるかどうか。強制ではないにせよ、『ポスティングをしたければ認める』くらいのことは言う可能性はあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー