大坂なおみ2年ぶり全米制覇に立ちはだかる“もう一つの敵”

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 2年ぶりの全米制覇に向けて好調をキープしているのが大坂なおみ(22=世界ランク9位)。

 日本時間3日に行われた全米オープンテニス女子シングルス2回戦でカミラ・ジョルジ(イタリア)に6―1、6―2でストレート勝ち。「(ツアー再開後)最もいいプレーができたと思う。特にサーブが良かった」と自画自賛だ。

 この日は第1シードのプリスコバ(チェコ・同3位)が敗れてライバルはひとり消えたが、さらなる敵が忍び寄っているという。

「コロナですよ」と現地特派員のひとりがこう続ける。

「今回は空港と宿舎と会場をひとくくりにして選手を封じ込めるコロナ対策を取っているが、有効とは思えない。というのも選手に用意された2つの宿舎のうち、ひとつは一般の人々も使用、結婚式などでさまざまな人が出入りしているといいますからね。つまり封じ込めるといっても実質的に水漏れしているのです」

 もうひとつはコロナで陽性反応を示して男子シングルスを棄権したブノワ・ペール(フランス)と濃厚接触した複数の選手が今大会に出場していることだ。

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