豊昇龍智勝は叔父「希代の悪童・朝青龍」譲りの才能を持つ

公開日: 更新日:

21歳・立浪部屋・前頭16枚目

 相撲は叔父さん譲りでもいいが、態度だけはくれぐれも真似しないように……。希代の悪童・朝青龍を叔父に持つモンゴル人力士。顔つきや土俵上の雰囲気、しぐさやしゃべり方、負けん気の強さなど、「血縁だけあって朝青龍と似ている」ともっぱらだ。

 母国の中学校を卒業後、日体大柏高に留学。最初は相撲ではなく、レスリングでの五輪出場を目指していた。朝青龍もそれを理解しており、あくまでレスリングを学ばせるために日体大柏を紹介。それが一転して相撲に傾倒したのは、高校1年の課外学習がきっかけだ。国技館に相撲観戦に行くと、かつて叔父さんが頂点を張った日本の国技に魅了された。

「すぐにレスリング部を辞めて相撲部に入部したが、学校内では相当揉めたようです。なにせ、レスリング留学のはずが、たった1年で退部。『話が違うじゃないか』と怒る教職員もいたそうです。ただ、朝青龍の甥っ子ということもあり、大ごとにはならなかった」(タニマチ筋)

 相撲未経験の豊昇龍だが、やはり血は争えないもの。3年時にはインターハイに出場。決勝では現二子山部屋の狼雅(幕下)に敗れ、2位だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち