巨人日本一奪回の意外な壁…指揮官を悩ます相手と空白期間

公開日: 更新日:

 どこでやるかではなくどことやるかだ――。巨人原辰徳監督(62)、そんな心境ではないか。

 巨人がリーグ優勝した場合、日本シリーズのホームゲーム(第1~2、6~7戦)を京セラドーム大阪で開催することが決まった。シリーズ期間中、本拠地の東京ドームが社会人野球の都市対抗大会で使用されるための特別措置だ。

「今季も勝率・744と圧倒的な東京ドームを使えないのは痛手だが、毎年主催試合を行っている京セラドームでも通算19勝13敗と相性はいい。大黒柱の菅野も京セラドームでは過去4試合で防御率0・93(1勝1敗)と圧倒的です。問題は場所ではなく相手でしょう」

 巨人OBがそう言うように、昨年の日本シリーズはソフトバンクに0勝4敗とまるで歯が立たなかった。原監督は昨年までの13年間でペナントレースを制すること8度、セ・リーグでは「名将」と呼ばれるにふさわしい結果を出しているものの、日本一の栄冠に浴したのはたったの3度。CSでの敗退を含めて、短期決戦でのもろさを露呈している。セ5球団とは投打に段違いのパ・リーグのレベルにスコア以上に圧倒されるシーンが少なくなく、特に昨年は「かなり高い壁」と実力差を認めざるを得なかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景