大相撲出稽古解禁でも痛しかゆし「一発で感染拡大」の恐怖

公開日: 更新日:

 協会は国技館の相撲教習所で希望者を募っての合同稽古も検討しているが、こちらもまだ正式には決まっていない。ある親方が言う。

「出稽古はPCR検査で陰性判定が出た力士のみ行える。とはいえ、いつ、どこで感染するかわからないのが今回のコロナの怖さ。もし陰性でも、2、3日後に出稽古に行ったときには感染している恐れもある。気付かないまま相撲を取れば、一発で感染拡大です。慎重を期すなら出稽古に行くたびに病院に行き、検査をしなきゃいけないのでキリがない。受け入れる側の事情もあるし、出稽古に行くには数日前からプランを立てる必要も出てくる。力士の中には急に思い立って『明日はこの部屋に行こう』というのもいますが、それも出来なくなる。やるに越したことはないが、気軽に行かせるわけにいかない。出稽古解禁は痛しかゆしですよ」

 力士の日常が元通りになるのは、まだまだ先のことか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 2

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  5. 5

    維新の「議員定数1割削減」に潜む欺瞞…連立入りの絶対条件は“焼け太り”狙った露骨な党利党略

  1. 6

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 8

    「これが寝るってことだ」と感激…女優の岡崎友紀さん変形性股関節症との苦闘

  4. 9

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  5. 10

    公然わいせつ容疑で逮捕→釈放も“連帯責任”…Aぇ! group草間リチャード敬太の芸能界復帰はイバラの道