著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

【特別版】オランダ遠征直前辞退 DF長友佑都が期するもの

公開日: 更新日:

長友佑都(マルセイユ DF・34歳)

「(日本代表)152試合出場のヤット(遠藤保仁・J2磐田)さんを本気で目指していこうという野心がより一層、大きくなりましたね」――。

 2019年11月のキルギス戦で井原正巳(柏コーチ)の持つ代表122試合に並んだ際、長友佑都(マルセイユ)は目を輝かせた。だが、直後にガラタサライで出番を失い、新型コロナ禍にも見舞われ、フランスに移籍することになるとは本人も想像しなかっただろう。森保日本再始動の10月オランダ遠征2連戦も不参加となったが、逆に左SBとしての価値が再認識された形。完全復活が待たれる。

■左SBの絶対的存在として君臨し続けた

 3度目のW杯となった2018年ロシア大会の後、3つ年長の長谷部誠(フランクフルト)や同い年の本田圭佑(ボタフォゴ)が代表の一線を退き、香川真司も呼ばれなくなる中、長友だけは左SBの絶対的な存在として君臨し続けた。右サイドは室屋成(ハノーファー)や菅原由勢(AZ)らが20代の選手が育ってきたが、左は長友に匹敵する存在はなかなか見当たらない。そういう事情もあって、森保一監督は彼に頼りにしてきたのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン