大谷翔平“三刀流消滅”へ チームが外野手補強で守備はせず

公開日: 更新日:

 大谷翔平(26)のエンゼルスがオフの補強に動き始めた。

 日本時間22日、レッズ時代の17年に30本塁打をマークしたスコット・シェブラー外野手(30=右投げ左打ち)とマイナー契約。エ軍の外野陣は中堅トラウトを筆頭に、いずれも右打ち。今季、メジャーデビューしながら、結果を残せなかった右打ちの右翼アデル(21=今季打率・161、3本塁打、7打点)の保険だという。

 エ軍は、内野手を含めた左打者が手薄なため、引き続き左打ちの外野手を補強するとみられる。今オフ、FAになっているレディック(33=前アストロズ)、ブラッドリーJr(30=前レッドソックス)ら、実績のある左打ちの外野手を獲得できれば、大谷の起用法にも影響しそうだ。

 ジョー・マドン監督は昨オフの就任以来、大谷を投打の二刀流に加えて外野守備もこなす三刀流で起用したい意向を明かしていた。指揮官は「オータニは真のアスリートだ」と身体能力の高さを評価し、2月と7月のキャンプでは、一塁と外野の守備練習を課した。

 大谷はマドン監督から「守備の準備をしておいてくれ」と言われているそうで、「外野守備はやれると思っています」と、前向きに話している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  4. 9

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず