ロッテを襲う高年俸選手の去就問題…澤村はやはり米移籍か

公開日: 更新日:

 パ・リーグ2位からの下克上を狙ったロッテはクライマックス・シリーズでソフトバンクに連敗。2試合連続で2点差以内の接戦を繰り広げたが、及ばなかった。

 来季、この強敵を倒して優勝を果たすには、さらなる戦力強化が不可欠だが、すでにこのオフ、セットアッパーにメジャー移籍する可能性が浮上している。

 今季途中に巨人からトレードで加入した澤村拓一(32)が、米球界挑戦に関心があるという。

 ロッテ移籍後、主にセットアッパーとして22試合に登板、0勝2敗1セーブ13ホールド、防御率1・71の好成績で復活を遂げた。CSでは自己最速となる159キロをマーク。複数のメジャー球団が関心を示している。本人も15日、今季取得した海外FA権を行使してのメジャー挑戦に含みを持たせた。

「ロッテは昨オフ、FAで美馬と福田を獲得。このオフは、助っ人のマーティンとも2年4億円程度の好条件で残留が内定している。補強費が限られるなか、年俸1・54億円の澤村は高額ということもあり、球団も流出はやむなしと考えているようだ」(ロッテOB)

 来季は若手の底上げや、お得意のトレードなどに活路を見いだすことになるだろうが、果たして……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    ソフトB“二軍の帝王”砂川リチャードが一軍で打てない根本原因…師匠・山川穂高が喝破

  4. 4

    パワハラ騒動で楽天退団 安楽智大の去就どうなる? 兄貴分・田中将大の自由契約で話題沸騰中

  5. 5

    カネがいくらあっても足りない? 阪神は来年以降も大型契約の順番待ちズラリ…心配になる懐事情

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 8

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  4. 9

    「エンゼルス佐々木朗希」誕生へ…菊池雄星との大型契約&異例の早期決着で獲得に布石

  5. 10

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  2. 2

    ポストシーズンの分配金が示す光と陰…一般職員の年収は約5万ドルで平均未満、“やりがい搾取”の一面も

  3. 3

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁

  4. 4

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人1位・吉川尚輝 父は甲子園球児で母は名セッター

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    中森明菜は金銭的にもひと息…ファンクラブ限定イベントは3日間で5000万円の実入り

  4. 9

    ソフトB“二軍の帝王”砂川リチャードが一軍で打てない根本原因…師匠・山川穂高が喝破

  5. 10

    テレビ局に謝罪したのは吉本興業の幹部…松本人志“不在”で復帰はますます遠のいた