正代「勝ち越せれば」の危うさ…無欲で後ろ向きな性格アダ

公開日: 更新日:

 それでも初めて賜杯を掴んだ9月場所前は、目標を優勝に設定。11月場所前は「今まで以上に存在感を示したい」と話していた。良い意味で前向きになったと思いきや、今回の発言である。さらに貴景勝の優勝についても「悔しいとは思わなかった」とも。このまま大関の地位で満足してしまいそうな雰囲気である。

 ある親方は「以前の正代に戻ってしまったフシがある」と、こう続ける。

「これまでは無欲のスタンスでよかった。欲のなさがプラスに作用したが、大関という地位にいてネガティブなのはどうか。大関は常に狙われる地位。関脇以下はすべて挑戦者として向かってくる。それこそ、変化だろうが張り手だろうが何でもあり。それを食らって負けたら、『引っかかる方が悪い』と言われる立場です。関脇時代とは相手の気迫も異なることは、先場所で身に染みたでしょう」

 大関である以上、ネガティブな発言やスタンスはマイナスというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」