工藤監督「正力賞」3年連続受賞 数年先までソフト独占確実

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 誰が受賞するにせよ、当面は「西の鷹」の独占だろう。

 8日、ソフトバンク工藤公康監督(57)が3年連続で「正力松太郎賞」を受賞した。通算5度はソフトバンクの王球団会長の4度を抜く最多記録だという。

 日本球界の最高権威とされるこの賞は「プロ野球の発展に貢献した監督、選手、コーチ、審判員」が対象とはいえ、近年は監督が受賞するケースがほとんど。2000年以降は21回中、延べ18人も日本一監督が選ばれている。

 事実上の「監督賞」という見方が多いため、「強いチームをつくり上げたのは監督や選手だけの力じゃない。スタッフの尽力もあってこそ。チーム全体に与えるべし」という意見も昨年から引き続いて議論された。

 今年の場合は当然、4年連続日本一を達成したソフトバンクだが、なにせこのチームは巨人のV9を超えるV10を狙っている。徹底した分析と育成、ドラフト戦略で、球界では「よほど下手を打たなければ、誰が監督でも勝てる」とやっかみの声も出ているほどだ。

 受賞対象がどうなろうと、しばらくは「ソフトバンクの誰か」あるいは「ソフトバンクそのもの」が受賞し続けることになりそうだ。

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