女子レスリング川井友香子を直撃「史上初の姉妹で金を」

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「姉とは戦いたくない(笑い)」

 ――リオ五輪金メダルの姉・梨紗子選手はどんな存在ですか?

「私が五輪を目指すきっかけをつくってくれたのが姉でした。リオの前(15年)の世界選手権で姉が代表に内定した際、『次の五輪予選までどうなるかわからないけど、2人で出られたらいいよね』と漠然と話していた。普段の練習や試合を見ていて、レスリングがうまいし本当に強いなと思います。自分も姉のように強くなりたいです。タックルに入る前の組み手の崩しがうまいですね。試合の映像を見るのは、たまにですけどね。階級が違うので、戦って倒したいとは思いません(笑い)」

 ――姉妹揃っての金メダル獲得が有力視されています。

「何年も前に願望から始まり、2人での代表入りを実現できました。姉妹で金メダルに挑戦するなんて誰にでもできることではありませんし、しかも自国開催の五輪です。こんな機会などめったにありません。いろんな思いが詰まった大会になると思います。姉妹揃って金メダルを獲得して終わりたいので、今までやってきたことを全て出すつもりです」

 ――プレッシャーに感じませんか。

「今はまだないんですけど、五輪本番が近づくにつれてどうなるのでしょうね。試合前に緊張するのは、当たり前になっている。解消しようとするよりも、練習通りの動きができるように気持ちを落ち着けようとしています」

 ――五輪本番での戦いは、イメージできますか。

「代表に内定してからは外国人対策の練習をしています。外国人はパワーもあって、最初から仕掛けてくる。逆転を狙って投げなどの大技をかけてくる選手が多いんです。外国人のパワーに負けないように組み手を磨いています。普段の練習前などに映像を見て、外国人選手の攻め方などをイメージするようにしています」

 ――女子レスリングはお家芸種目の一つですが。

「これまで多くの金メダルを獲得してきました。先輩が紡いできた伝統を次につなげていきたいです。(吉田)沙保里さんや(伊調)馨さんと比べればレベルはまだまだですけど、代表になったからには金メダルを取りたいです」

(聞き手=近藤浩章/日刊ゲンダイ

▽かわい・ゆかこ 1997年8月27日生まれ。石川県河北郡津幡町出身。身長162センチ。父・孝人さんは日体大時代、89年の全日本学生選手権グレコローマン74キロ級優勝、母・初江さんは同年の世界選手権53キロ級で7位。姉・梨紗子を追って女子の強豪至学館高校に進むとメキメキと頭角を現す。3年時には全日本選手権決勝で姉・梨紗子と対戦したが、0―10の完敗。至学館大学2年時に世界選手権に初出場し、18年には銀メダル獲得。19年は3位に入り、姉とともに東京五輪代表に内定した。

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