プロ野球は今オフが正念場 球団の懐事情が選手を苦しめる

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「今オフが正念場になるでしょう」

 球界関係者がこう言う。

 5日、NPBの斉藤コミッショナーが来年以降の試合数増を示唆した。

■6試合増の149試合制も

 今季は東京五輪の開催が予定されており、試合数は例年通り最大143試合で組まれているが、前出の関係者が続ける。

「コロナ禍で昨季の開幕が延期になった際にも、巨人などから今季の試合数を1カード3試合程度、増やすべきとの案が出ていた。各リーグの6球団が本拠地で開催できるよう、2カード6試合増の149試合制にするなどの案があがるでしょう。昨季、観客動員に制限がかけられた結果、12球団は大赤字となった。年間300万人規模の観客動員を誇る巨人は、昨季の観客動員が前年比で約16%にとどまり、赤字は50億円に達するとの話もある。コロナ禍が終息し、満員の観客を入れることができれば、球団によって本拠地の収容人数の差はあれど、1試合当たり1億円規模の収入が見込める。多少なりともマイナスを取り返すことができるため、試合数増は待ったナシといえます」

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