コロナ猛威で東京五輪ボランティア「辞退者」続出のウワサ

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 広報担当者によると、2019年9月時点でボランティアの年齢構成は10代・20代が33%、50代・60代は34%となっている(70代以上は約3%)。「学生の数は把握していない」というが、1年の延期で社会人になる者や、就職活動をする学年になる者が多く含まれているはずだ。昨年はコロナ禍によって大学生の就活が長期化し、今年はさらに長引く可能性が指摘されている。やむなくボランティア参加を断念する学生が続出するだろう。

 もうひとつの懸念事項は、50代・60代が34%を占めていることだ。昨年12月25日に厚生労働省が発表したデータでは、30代と比較した場合のコロナ感染者の重症化率は50代が10倍、60代は25倍となっている。命を危険にさらしてなお、ボランティアに参加する者がどれほどいるか。腰が引けて当然である。

 五輪延期に伴い大会組織委が昨年7月末に公表したボランティアへのアンケート結果では、回答者約2万6000人のうち「感染防止対策に不安を持つ者」が66・8%、「21年は参加できない可能性がある者」は21・5%に及んでいた。

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