古巣オリ復帰の“地味男”平野佳寿が放つMLB仕込みの存在感
役割が違うだけで、こちらもバリバリのメジャーリーガーだ。
4年ぶりにオリックスに復帰した前マリナーズの平野佳寿(36)。10日に丸刈りの坊主頭で入団会見を行うと、11日にキャンプ合流。12日には早速ブルペンで投げ込み、「ボールの違和感は全然ない」と話した。
ナインの前では「メジャーに行くときは大谷くんとかぶって、帰ってきたときは田中くんとかぶった地味な男です」と、自虐ネタを披露。3年のブランクを感じさせず古巣に溶け込んだ。
楽天に復帰した田中は救世主扱い。石井監督も「特別な選手」とし、昨季4位からの反攻に必要不可欠な選手だと期待を寄せている。
一方の平野は本人が言うように確かに地味かもしれないが、チームにとっては欠かせないピースだ。オリックスは2年連続最下位、6年連続Bクラスと低迷中。昨季の先発防御率はリーグ2位の3点台後半と健闘しながら、リリーフのそれは4点台で同ワースト。平野の加入で弱点を補強できるというわけだ。
■メジャーで踏んだ場数