古巣オリ復帰の“地味男”平野佳寿が放つMLB仕込みの存在感

公開日: 更新日:

 役割が違うだけで、こちらもバリバリのメジャーリーガーだ。

 4年ぶりにオリックスに復帰した前マリナーズの平野佳寿(36)。10日に丸刈りの坊主頭で入団会見を行うと、11日にキャンプ合流。12日には早速ブルペンで投げ込み、「ボールの違和感は全然ない」と話した。

 ナインの前では「メジャーに行くときは大谷くんとかぶって、帰ってきたときは田中くんとかぶった地味な男です」と、自虐ネタを披露。3年のブランクを感じさせず古巣に溶け込んだ。

 楽天に復帰した田中は救世主扱い。石井監督も「特別な選手」とし、昨季4位からの反攻に必要不可欠な選手だと期待を寄せている。

 一方の平野は本人が言うように確かに地味かもしれないが、チームにとっては欠かせないピースだ。オリックスは2年連続最下位、6年連続Bクラスと低迷中。昨季の先発防御率はリーグ2位の3点台後半と健闘しながら、リリーフのそれは4点台で同ワースト。平野の加入で弱点を補強できるというわけだ。

■メジャーで踏んだ場数

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋