日ハム野村“3年目の正直”で覚醒 中田を脅かし清宮抜き去る

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 日本ハムの3年目、野村佑希(20)が気を吐いている。

 14日の広島戦に途中出場、九回2死二塁から前日に続く適時打を中前に放ち1打数1安打1打点。オープン戦は25打数10安打の打率.400、3本塁打、7打点と打ちまくっている。

 1年目はノックを受けている最中に股関節を亜脱臼して手術。2年目は三塁守備中に右手小指を骨折して、またしても手術を受けた。ケガがちだった体はしかし、トレーニングによって次第に強化され、いまや4番の中田をも脅かす存在になりつつあるという。

「高校(花咲徳栄)通算58本塁打のパワーに加えて、最近は技術も伴ってきた。難しい球はカットして粘り、失投や甘い球を確実に仕留められるようになったのです。三塁守備がいまひとつで、特にライン際の打球処理が苦手。重要な場面でのミスによってシュンとなり、打撃までおかしくなる若手が多いのに、野村はエラーを気にする様子がない。首脳陣が少しは気にしろよと言いたくなるほどだと聞きました(苦笑い)。精神的にずぶといのも強み。期待を裏切り続けている4年目の清宮のことは、とっくに抜き去りましたね」とは日本ハムOBだ。

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