“天性の飛ばし屋”阪神・佐藤輝「東京五輪大抜擢」はあるか

公開日: 更新日:

 ただ、佐藤は打率こそ1割台に低迷しているものの、6試合で2本塁打。3試合に1本のペースで打っている。ライバル球団の関係者の多くは「全試合に出れば、打率は2割前半でも、20本塁打する力は十分にある」と警戒している。キャンプから試合に出続けた疲労の蓄積を懸念する声もあった中、一軍で試合に出続けていること自体、プロ入り前の想定を超えているといっていい。

東京五輪で指揮を執る侍ジャパンの稲葉監督も、佐藤の天性の飛ばす力を高く評価しています」と、放送関係者がこう続ける。

■稲葉監督が高評価

「2月4日の紅白戦を視察した稲葉監督は、佐藤の打撃を食い入るようにチェック。東京五輪の1次ロースターにも名前が入った。現実問題として、24人のベンチ入りメンバーに入るのはハードルが高いですが、稲葉監督は2019年のプレミア12では足のスペシャリスト枠として、ソフトバンクの周東を抜擢。周東はこれを契機に翌年の飛躍につなげた。将来の野球界を見据え、若手有望株のことを常々、気にかけているから、佐藤が最終選考まで一軍でプレーし続け、ある程度の本塁打を打てば、大抜擢する可能性もゼロではないでしょう」

 10年に1人の逸材と言われる佐藤が日の丸を背負うことも、決して夢物語ではないというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動