卓球代表は8カ月“中国レス”も 五輪ぶっつけ本番はむしろ吉

公開日: 更新日:

 東京五輪に臨む卓球日本代表はぶっつけ本番で中国に挑むことになった。

 コロナ禍により国際大会が相次ぎ中止。世界的な感染拡大から中国は今年2月、東京五輪まで卓球代表選手を海外へ派遣しないことを発表。次いで今月8日、5月に中国で開催予定だったワールドツアーのWTTも延期になることが分かった。

 日本勢が最後に中国と一戦交えたのは昨年11月のITTFファイナルズだ。この時、東京五輪に内定している張本智和(17)は初戦で、伊藤美誠(20)は準決勝で、散った。大会の男女シングルスの決勝戦はいずれも「中国人VS中国人」だった。

 中国が欠場した先月のWTT中東シリーズのシングルスでは男子が張本、女子は伊藤が優勝。五輪金メダルの壁は中国だということが如実に表れた。

 東京五輪で卓球の予選が始まるのは7月24日。約8カ月も格上である中国選手と対戦できないことは、日本勢にとってどのような影響があるのか。卓球について多数の著書がある卓球コラムニストの伊藤条太氏は、「むしろプラスに働く側面が大きいです」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも