MLBスカウト最大の注目 田中や菅野よりケガで離脱中の千賀

公開日: 更新日:

 わたしはスカウト同士の情報交換が重要だと思っている。ちょっとしたやりとりの中に、選手の情報に関する大きなヒントが隠されている場合があるし、他球団のスカウトと親密な関係を築いておけば、チェックできない選手の正確な評価を聞くこともできるからだ。

 なので日頃から米国内のスカウト同士、電話のやりとりを欠かさないようにしている。話題は日本を含めたアジアの選手にも及ぶが、我々がその動向を最も気にしているのは楽天田中将大(32)でも巨人菅野智之(31)でもない。ソフトバンク千賀滉大(28)だ。

 開幕直後に左足首の靱帯を損傷、全治は2~3カ月といわれる。そこから改めて体をつくり直さなければならないことを考慮すれば、復帰はおそらくシーズン後半だ。160キロを超す速球と、落差の大きなスプリットはメジャーでも大きな武器になる。

■メジャーリーガーをなで斬り

 2017年のWBC準決勝の米国戦は2番手で2回を投げ2安打1失点、5奪三振。敗戦投手にはなったものの、バリバリのメジャーリーガーたちをなで斬りにした投球は記憶に新しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?