瀕死のスポーツ団体にどんな補償を?スポーツ庁を直撃した

公開日: 更新日:

 3度目の緊急事態宣言が4月25日(日)から東京都、大阪府、京都府、兵庫県の4都府県に発令された。期間は5月11日(火)までの17日間が予定されている。

 これに伴い、日本野球機構(NPB)は宣言下にある東京ドーム、神宮、甲子園、京セラドーム大阪で予定されていた試合を原則的に無観客開催という決断を下したのだが、昨年から巨額の赤字に喘ぐ球団にとっては死活問題だ。ゴールデンウイークなど、すでに販売済みも含まれるチケット収入を手放すのは身を裂くようなもの。球場内の飲食代やグッズの売り上げだってバカにならない。

■NPBコミッショナーは不満あらわ

 NPBの斉藤惇コミッショナーは24日に行われた臨時実行委員会後の会見で、「苦渋の選択」「合理的な説明、経済的な補償がなければ(無観客は)簡単には受け入れられない」「統制された下で施行されるプロ野球やJリーグと、非監視下で飲食をするグループを一律にするのは納得できない」と不満をあらわにした。

 同氏は「政府関係者から『お金のかかった部分を補填するので詳しい金額をまとめて出してくれ』と言われている」と語ったが、その補償はどれほどなのか。スポーツ庁の担当者に話を聞いた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗