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澤章東京都環境公社前理事長

1958年、長崎生まれ。一橋大学経済学部卒、1986年、東京都庁入都。総務局人事部人事課長、知事本局計画調整部長、中央卸売市場次長、選挙管理委員会事務局長などを歴任。(公)東京都環境公社前理事長。2020年に『築地と豊洲「市場移転問題」という名のブラックボックスを開封する』(都政新報社)を上梓。YouTubeチャンネル"都庁OB澤章"を開設。最新作に「ハダカの東京都庁」(文藝春秋)、「自治体係長のきほん 係長スイッチ」(公職研)

小池知事 いよいよ「五輪撤収、責任回避モード」に突入か

公開日: 更新日:

 小池知事は「都民の皆さん、私はこんなに税金を費やして精一杯頑張っているんです」と主張したいのだろう。小池知事は外部からの批判に弱いため、各方面からの「何もやってない」コールに神経をとがらせているのだ。だが、都民からすれば、3兆円も投じて感染を抑え込めないなんて、と呆れられるのがオチである。

■小池知事は「総括」に入っている

 ただし、資料作成の理由はそれだけではない。

 小池知事は、民間機関がコロナ第1波に関しての報告書をまとめる際、「オン・ゴーイング(現在進行中)なので取材には応じられない」としていた。しかし、今回、第4波がオン・ゴーイングの最中、なぜ、自らの実績をひけらかすような資料を作成したのか。この点を見逃してはいけない。

「コロナとの戦いを総括し次に備える」

 これこそが、本当の動機ではないだろうか。小池知事はモニタリング会議などの専門家から日々、新型コロナの情報を得ており、変異型ウイルスの脅威についても嫌というほど理解しているはずだ。だとすれば、今回の短期集中の緊急事態宣言では抑えきれないことも重々わかっている。つまり、その先に迫っている五輪開催がほぼ不可能なことも、である。

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