侍ジャパンに「辞退ドミノ」の予兆…会沢負傷で代役梅野
何とも幸先の悪いスタートとなった。
18日、侍ジャパンに選出されていた広島の会沢がケガにより辞退を表明。阪神の梅野が代役として選ばれた。
東京五輪の代表メンバーが発表されたのは16日。会沢は前日15日の西武戦で左足を負傷し、16日に登録抹消となっていた。
間が悪いことこの上ないドタバタぶりだが、今後も辞退者続出となる可能性もある。選出メンバーで体調に不安を抱えているのは3人。巨人の菅野、坂本、西武の源田だ。
菅野は防御率こそ2.72だが、2勝4敗。5月に右ヒジの違和感で登録抹消となり、調整を経て6月に復帰したものの5回2失点、3回途中4失点と2連敗。16日に今季3度目の二軍落ちとなった。坂本は5月に右手親指を骨折し、今月11日に一軍復帰。源田は5月末に新型コロナウイルスに感染し、2週間の隔離期間を経て18日に一軍復帰したばかりだ。
「いずれも日本代表への思い入れが強い選手ですからね。『五輪までに調整を間に合わせなければ』と焦って無理をしようものなら、さらなるケガにもつながりかねない。源田はケガではないにせよ、しばらく実戦から遠ざかっていたので体力的に心配です」(球界関係者)
侍ジャパンは7月16、17日の球宴後に合宿を行い、同28日からのオープニングラウンドに臨む。日本代表の稲葉監督は「1カ月で仕上げてくれると信じている」と話したが、今から選手にムチを入れるようでは辞退ドミノ待ったなし、だ。