ユーロ16強出揃う…優勝候補ドイツのネックは頑固すぎる指揮官

公開日: 更新日:

 欧州王者を決める「ユーロ(欧州選手権)」のベスト16が出揃った。

 注目はフランス、ドイツ、ポルトガルが同居して「死の組」と呼ばれたF組の行方だった。

 日本時間24日早朝に行われた試合の結果、フランスが1位、ドイツが2位で突破。ポルトガルが「各組3位の中で成績上位4チーム」に滑り込み、決勝トーナメントに進んだ。

 元独1部ビーレフェルトでヘッドコーチを務めた評論家・鈴木良平氏が「ドイツが本来の力を発揮すれば当然、優勝候補に挙げられるでしょうが……」とこう続ける。

「2006年W杯後に代表監督に就任し、輝かしい実績を残してきたレーウ監督が、今ユーロを最後に勇退することになっているが、ここまで選手の良さを引き出せていないのが気掛かり。初戦のフランス戦で<5バックの消極的な戦い>に終始して0―1の敗戦。これが尾を引いて3戦目のハンガリー戦も、終盤のMFゴレツカの劇的同点弾がなければ、F組4位として大会から去るところだった。マテウス、ショルらドイツのレジェンドが厳しい論調で批判しているが、右サイド起用のMFキミッヒ、出場機会の少ないゴレツカをセントラルMFとしてプレーさせるべきという彼らと同意見です。頑固なレーウ監督は考えを改め、起用法を変えないと決勝トーナメント1回戦でイングランド相手に苦戦を強いられるでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後