IOCが“待機義務違反”奨励の仰天!英五輪委のブーたれ「隔離6日は不公平」に「その通り」と同調

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 バブル方式も水際対策も崩壊した。

 合宿先の大阪府泉佐野市入りしてから、新たな新型コロナウイルス感染者が発覚したウガンダ代表選手団。19日に来日し、成田空港で1人に陽性反応が出たものの、その場で濃厚接触者の判定は行わず、大阪に移動した後、2人目が出た。

 これを受け政府は、入国時の空港検疫で感染者が発覚した場合、濃厚接触者は専用の「隔離バス」で合宿先に移送することを決定。まさに後手後手の泥縄である。

■「五輪開催は不可能」と言っているようなもの

 東京五輪組織委員会の橋本会長は「安心・安全と思ってもらえるような状況にしなければ本番は迎えられない」と話している。これでは「五輪開催は不可能」と自ら言っているようなものではないか。

 25日には英オリンピック委員会のアンソンCEOが「我々に隔離は必要ない」と、英放送局BBCに述べている。英国はインド変異株が大流行。日本政府は7日から、英国からの入国者は宿泊施設で6日間の待機を義務付けた。しかし、アンソンCEOは「自主的に3日は待機する」としながらも、6日間の隔離については「IOC(国際オリンピック委員会)に『不公平だ』と言ったところ、IOCは『その通りだ』と認めた」と話している。

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