「うまい!」と絶賛の五輪選手村メシ 福島県産拒絶の韓国も驚く厳しい食材提供基準
新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言、さらに例年以上の酷暑の中で開催された東京オリンピックが、いよいよ終わろうとしています。厳しい条件の中、五輪最多の金メダルを獲得した日本選手団だけでなく、各国選手のパフォーマンスに感動した人は多いと思います。
選手たちの活力源である食事の提供には、細心の注意が払われてきたといいます。世界各国から来日している選手に配慮し、選手村ではさまざまな国や地域の料理だけでなく、豚肉が禁止されているイスラム教徒の食事、ハラール料理のほか、小麦粉を使用しないグルテンフリー料理、そして菜食主義のベジタリアン向けの料理など、約700種類が無料で、メインダイニングホールだけで1日4万5000食が24時間提供されています。
■提供基準は非常に細かい
特にハラール料理は、豚肉に関する規制がとても厳しく、豚の糞を肥料にして育てた野菜、豚の肉骨粉を食べさせた家畜、保管や輸送などで豚と一緒になった食材、さまざまな点で禁止事項が設けられていて、国によっては料理用アルコールの使用が禁止されている場合があります。