新横綱・照ノ富士が“英雄・朝青龍の甥っ子”豊昇龍に見せつけた力量差

公開日: 更新日:

 いずれこの2人が賜杯を争うことになるのか。

 13日、新横綱照ノ富士(29)は朝青龍の甥っ子、豊昇龍(22)と対戦。立ち合いで当たってから右に動いた若手にも慌てず、左上手を取ってからの寄り倒し。自身の大先輩にしてモンゴルの英雄を叔父に持つ豊昇龍に、力量差を見せつけた。

 両者の対戦成績は横綱の4戦全勝だが、角界では「1年、2年先となれば、こうも一方的ではなくなるだろう」という声も少なくない。

 豊昇龍は昨年9月場所で新入幕。順調に力をつけ、今場所は前頭筆頭だ。成績次第では三役昇進も十分にありうる。

「豊昇龍が右に動いたのは、右手を深く差そうという狙いがあったからです。もし、そうなっていたら照ノ富士でも苦戦は免れなかったはず。豊昇龍は足技が注目されがちですが、ここ1年で前に出る圧力が飛躍的に伸びた。特にふところに飛び込んで右を深く差してから、腰を下からぶつけるような寄りは脅威です。そのまま寄るも良し、腰の回転に巻き込むように密着してからの投げでも良し。投げを残されたら、その時は得意の足技、内掛けもある。ただ、この日は自身初の結びの一番ということもあって緊張していたのか、思い切りがよくなかった」(角界OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞