阪神・佐藤輝が緊急一軍昇格も…大不振のウラに矢野監督の“8.25緩慢守備叱責”騒動

公開日: 更新日:

「矢野監督は試合後、『あのプレーは全力でやったのか』という感じで佐藤輝を叱責したそうです。確かに緩慢プレーと言われても仕方なく、叱るのは当然でしょうが、問題はその後のケアです。佐藤輝はあくまで新人であり、大学時代の本職は三塁で右翼は不慣れ。深刻な打撃不振に陥る中、自分自身へのふがいなさもあり、いよいよ精神的に落ち込んでしまったといいます」(前出のOB)

 佐藤輝はその後も無安打が継続。井上ヘッドは、「荒療治がいいのか、それとも遠くから見守る、星飛雄馬の姉ちゃんの方がいいのか。何がいいんだろうかというところを、僕らも模索はしている」と発言したこともある。首脳陣がハンドリングに逡巡する中、怪物新人が袋小路にハマり込んでいった可能性も否定できない。

 佐藤輝に限らず、阪神の選手はスランプに陥ると、復活までのスパンが長い傾向がある。ルーキーに過度の重圧をかけるのもどうかと思うが、最終的に優勝できるかどうかは、何より一軍首脳陣の手綱さばきにかかっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」