阪神・佐藤輝が緊急一軍昇格も…大不振のウラに矢野監督の“8.25緩慢守備叱責”騒動

公開日: 更新日:

「矢野監督は試合後、『あのプレーは全力でやったのか』という感じで佐藤輝を叱責したそうです。確かに緩慢プレーと言われても仕方なく、叱るのは当然でしょうが、問題はその後のケアです。佐藤輝はあくまで新人であり、大学時代の本職は三塁で右翼は不慣れ。深刻な打撃不振に陥る中、自分自身へのふがいなさもあり、いよいよ精神的に落ち込んでしまったといいます」(前出のOB)

 佐藤輝はその後も無安打が継続。井上ヘッドは、「荒療治がいいのか、それとも遠くから見守る、星飛雄馬の姉ちゃんの方がいいのか。何がいいんだろうかというところを、僕らも模索はしている」と発言したこともある。首脳陣がハンドリングに逡巡する中、怪物新人が袋小路にハマり込んでいった可能性も否定できない。

 佐藤輝に限らず、阪神の選手はスランプに陥ると、復活までのスパンが長い傾向がある。ルーキーに過度の重圧をかけるのもどうかと思うが、最終的に優勝できるかどうかは、何より一軍首脳陣の手綱さばきにかかっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動