紀平梨花ケガ完治せずGPカナダ大会欠場…「埼玉経由→北京行き」が残された五輪シナリオ

公開日: 更新日:

 仮に優勝を逃しても3位以内に入れば、GPファイナル日本勢上位2人、ISU(国際スケート連盟)公認の五輪シーズン最高得点上位3人とともに選考の対象となる。紀平はGPファイナル(2018-19シーズン)を制するなど国際大会で実績があるだけに、代表の3枠に入る可能性はあるのだ。

 紀平は、7位に終わった今年3月の世界選手権(ストックホルム)で時差調整に失敗するなどピーキングが課題とされてきた。故障したとはいえ、シーズン序盤の大会に出場するよりも、治療とリハビリに励みながら、来年2月の五輪本番に向けて入念な調整をした方が得策だ。

 今季から羽生結弦(26)らを教え子に持つブライアン・オーサー氏(59=カナダ)に師事。トップスケーターのピーキングに定評があるカナダ人コーチのもと故障から復活した紀平は北京のリンクで最高のスケーティングを披露できるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず