紀平梨花ケガ完治せずGPカナダ大会欠場…「埼玉経由→北京行き」が残された五輪シナリオ

公開日: 更新日:

 女子フィギュアスケートの紀平梨花(19)が、北京冬季五輪(来年2月開幕)での表彰台に黄信号である。

 日本スケート連盟は19日、紀平が右足関節骨軟骨損傷のため、エントリーしていたグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ(日本時間30日開幕=バンクーバー)を欠場すると発表した。

 紀平は連盟を通じて今年7月に痛めた右足首の骨軟骨損傷が完治していないことを明かし、「スケートカナダへの出場を断念することに致しました。今後の試合に向けて治療、リハビリに専念致します」とコメントした。

 今季初戦のリンクに立てなくなった紀平はGPシリーズ第4戦NHK杯(11月12日開幕=東京・代々木競技場第1体育館)にエントリーしているとはいえ、同シリーズ上位6人で競う北京五輪前哨戦のGPファイナル進出は絶望的となった。

 紀平の故障の程度、全治などは明らかになっていないものの、北京五輪出場の望みはある。日本連盟の代表選考基準ではGPファイナル後に行われる全日本選手権(12月22日開幕=さいたまスーパーアリーナ)の優勝者が代表に内定する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然

  2. 2

    体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!

  3. 3

    「重圧は言い訳にならない」とバッサリ、体操界レジェンド池谷幸雄氏が語る「エース不在」の影響

  4. 4

    宮田笙子の喫煙を以前から把握か?体操協会に向けられる疑惑の目…“過去にも厳重注意”の証言

  5. 5

    パリ五輪辞退の宮田笙子は再起できるのか…境遇が重ねられるバトミントン桃田賢斗はその後

  1. 6

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  2. 7

    体操・杉原愛子が開発 性被害対策と実用性を兼ねた「新型ユニホーム」で業界に新風吹き込む

  3. 8

    石川佳純がパリ五輪キャスター“独り勝ち”の裏で福原愛が姿消す…マイナスイメージすっかり定着

  4. 9

    自己保身に一辺倒の日本体操協会の対応に、パワハラや体罰を生み出す日本スポーツ界の土壌を見た

  5. 10

    バドミントン桃田賢斗が代表引退宣言 大人気を誇る東南アジアで「引っ張りだこアンバサダー」になる未来

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”