著者のコラム一覧
塩谷育代プロゴルファー

1962年、愛知県名古屋市出身。高校卒業後にゴルフ練習場に入り、松井利樹プロの指導で82年にプロテスト合格。89年のヤクルトミルミルレディースで初優勝。92年、95年と2度賞金女王に輝く。ツアー通算20勝。93年オフに結婚。ママさんプレーヤーとしても活躍し、産休後にツアー復帰して優勝も飾った。2児の母親であり、レギュラー引退後はテレビ解説で活躍。若手プロやジュニア育成にも力を入れている。

イ・ボミがシード落ち…“スマイル・キャンディー”はコロナ隔離に心が折れてしまった

公開日: 更新日:

 絶頂期のゴルフは、私の好きなスイングでした。

 余計な動きや力感がないのに、芯でボールをとらえて正確に飛ばしていました。「ゴルフって、あんなに簡単なんだ」というスイングのお手本でした。

 17年オフに新しいクラブに取り組んだのが、調子を落とすきっかけだったと見ています。18年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」は予選落ち。絶頂期の面影がありませんでした。本人もずっと悩んでいましたが、自分のスイングを見失い、コーチを代えても元の輝きを取り戻すことができませんでした。

 それでもここ1、2年は復調の兆しが見られましたが、コロナによる韓国と日本とのダブルでの隔離期間によって心まで折れてしまったのでしょう。親友キム・ハヌルの現役引退もメンタルに影響したはずです。

 イ・ボミはいま33歳。

 私たちの現役時代はピーク年齢です。いま、小さいころにゴルフを始めて、20歳前後の若い選手が活躍するなどピーク年齢が若くなっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか