T.ウッズの命救った 韓国現代自動車ジェネシスGV80って?

公開日: 更新日:

 命に別条がなかったことが不幸中の幸いだ。米ロサンゼルス南西部で23日、自ら運転する車で事故を起こし、救急車で病院に搬送された男子ゴルフタイガー・ウッズ選手(45)。保安当局の発表によると、ウッズ選手は足首の骨折のほか、脚の2カ所の骨が折れ、そのうち1カ所は複雑骨折だったという。

 米メディアの報道によると、事故が起きた現場は、高級住宅街パロスベルデスを南北に走るホーソーン・ブルーバード上の下り坂で、道路脇の草むらに横転した車はボンネット部分がつぶれて大破。車にはウッズ選手が1人で乗っていて、巻き込まれた車はなかった。ロサンゼルス・タイムズ紙は捜査関係者の話として、車が猛スピードで走行し、制御を失ったと報じている。

 ボンネットが大破するぐらいだから、よほどスピードが出ていたのだろう。よくぞ助かったものだが、この事故で注目を集めているのが、ウッズ選手の命を救った韓国・現代自動車の高級車「ジェネシスGV80」だ。

 同社が2015年から立ち上げた高級車ブランドで、すでに北米や中東などで販売。フォルクスワーゲングループでベントレーなどを手がけたデザイナーが現代に移籍してデザインを担当。ボディーは高い耐久性と衝突安全性を兼ね備えた仕様になっているという。

別の車であれば命を落とした可能性も…

 自動車評論家の国沢光宏氏がこう言う。

「『ジェネシスGV80』というのは日本車のトヨタで言えば高級ブランドのレクサスのような存在。衝突安全性でもメルセデスやBMWに決して引けを取らないでしょう。別の車であれば命を落とした可能性もあります。ウッズ選手は両足を骨折していると報じられていますが、これは相当なスピードが出ていたということ。というのも、ジェネシスクラスの高級車になると、通常のエアバッグに加え、足元の膝の部分にもエアバッグを装備している。衝突時に下半身のけがを防ぐためです。それなのに両足が損傷したということは、おそらく100キロ以上のスピードでぶつかったのではないか。私もウッズ選手が事故を起こした場所を走行した経験がありますが、通常であれば速度をあまり出さない一般道です。曲がりくねっているため、居眠り運転も考えにくい。そんな場所で、なぜ、猛スピードを出していたのか」

 一刻も早い復帰が望まれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    問題理事は軽い処分、小林浩美会長は無傷のバカらしさ…露呈した女子プロ協会の“身内びいき”と責任放棄

  2. 2

    国内女子「中堅クラス」の不甲斐なさ…トップ5の4人が消えプロ1、2年生の時代がやってくる

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    “下半身醜聞”で出遅れ川﨑春花も狙える「全英女子への道」…出場権獲得条件は3通り

  5. 5

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  1. 6

    蝉川泰果が「海を渡る日」…史上最年少で国内メジャー3冠達成、松山英樹の後釜に名乗り

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  4. 9

    川﨑春花が2位発進「気持ちよく…」下半身醜聞を吹き飛ばす今季初優勝なるか

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?