桑田投手チーフコーチが原監督に忖度か…巨人は来季も先発ローテ「中4、5日制」継続の愚

公開日: 更新日:

 今季の巨人は先発投手が4回以内に降板することが実に47試合もあった。これはもちろんリーグ最多。最少は阪神の21試合だから、いかに原監督の起用に我慢がなかったか。

「チーフ格に昇格した桑田コーチに求められるのは、選手との間に入り、体を張って原監督の暴走を止めること。ただ、中4、5日制は原監督の方針。顔色をうかがうような桑田コーチの発言を聞く限り、それも難しいかもしれない。『選手の力不足』と断じているのも気になる。これでは選手やコーチに責任を負わせる原監督と同じです」(高橋氏)

■「135球で完投しろ」と言っていたが…

 桑田コーチは今年1月に電撃就任した際、「(中6日で)135球完投」という方針をブチ上げた。高橋氏が続ける。

「今季は完投数が増えるかと期待していたら(4でリーグ3位タイ=前年も4)増えませんでした。どちらも間違いではないが、中6日で135球完投と中4日で100球というのは相反する方針。問題は桑田コーチの発言が、原監督に忖度したものじゃないかと思えてならないことです。同じコーチが完投だ、中4日だと、言うことをコロコロ変えれば、選手から信頼されないでしょう。選手は今季同様、原監督に振り回されることになってしまいます」

 投手陣から原監督の暴走を止めてくれることを期待された桑田コーチだが、この調子じゃ、とても無理。巨人ナイン、投手陣のため息が聞こえてくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性