鈴木誠也の移籍交渉はロックアウトで長期戦に…「新たな希望」と一致する球団は2つに絞られた

公開日: 更新日:

 MLBと選手会が交渉を行っていた新労使協定が1日、失効期限までに妥結しなかった。MLBの全業務が凍結状態となるのは、1994~95年のストライキ以来。経営陣によるロックアウトは90年以来となる。

 ロックアウト中は、球団施設は封鎖され選手の立ち入りが禁じられる。トレード、FAなどの契約交渉も凍結。ポスティングシステムで広島からメジャー移籍を目指して交渉期間に入っていた鈴木誠也外野手(27)も一切の交渉が中断することになった。 

 この日、ロックアウト前にマリナーズとオンライン交渉を行ったものの、ウルフ代理人は「無理に駆け込み契約はしない」としているため、交渉はまとまらなかった。同氏は鈴木の希望として「金銭面以上に安全に暮らせる街」「今、勝とうとしているか、近いうちに勝つ方向に向かう球団」とし、手を挙げている球団は「8以上15未満」と明かしていた。国際経験も豊富な愛理夫人と“同伴交渉”を行っているというが、さる球界関係者によると、鈴木はさらに「西海岸の温暖な地を本拠地とする球団」を希望していることが、この日までに明らかになった。その関係者は「2017年に右足首を骨折した影響も考慮して、暖かい場所を望んでいるようです」と明かす。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか