鈴木誠也の移籍交渉はロックアウトで長期戦に…「新たな希望」と一致する球団は2つに絞られた

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■パドレスとジャイアンツ

 この条件だけでみると、東の名門・ヤンキースは除外される。現時点で熱心なのは、マリナーズ、パドレス、レイズ、カブス、ジャイアンツとの現地報道がある。

 この日、有力候補の一つであるマリナーズと交渉したものの、シアトルは西海岸でも寒い。レイズのセントピーターズバーグは暖かいものの、東海岸に位置する。カブスのシカゴは東側で冬は極寒の地。そうなると、西海岸で温暖な「太陽の光輝く都市」サンディエゴを本拠地とするパドレスが浮上する。米球界関係者がこう言った。

「内野手にはタティス、マチャドらのスターが多い一方で外野陣は手薄。阪神にいたスアレス、ソフトバンクでプレーしたマルティネスの2投手を立て続けに駆け込み補強。急速にチーム強化を進めています」

 パドレスにはダルビッシュが在籍しているが、「日本人選手がいるとかいないとか、誠也はそういうのは気にしないと思います」とは広島のチーム関係者だ。

 サンフランシスコを本拠地とするジャイアンツも希望に合致する。メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「外野陣はヤストレムスキー(今季打率.224、25本塁打)、ウェイド(同.253、18本塁打)ら顔ぶれは揃っているが、打撃は迫力にかける。広い本拠地・オラクルパークにも対応できる守備力を持つ鈴木なら十分につけ入る隙はあります。ジャイアンツは開幕前の下馬評を覆し、ドジャース、パドレスを抑え、メジャー最多の107勝をマークしてナ・リーグ西地区を制した。地力があるだけに、来季もポストシーズン進出争いに加わるはず」と話しており、有力候補になりそうだ。

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