巨人菅野「メジャー諦めたわけじゃない」2億円ダウン年俸6億円で単年契約の“悪あがき”

公開日: 更新日:

「菅野はあっさり諦めるような男ではありません。複数年ではなく、単年契約を選択したことで2億円の減俸を食らったとみられます。先輩の上原が海外FA権を使って巨人からオリオールズに移籍したのが、ちょうど34歳になる年。『2年1000万ドル(約9億3000万円)、出来高を入れると最高で1600万ドル(約14億8800万円)』という契約で、その後メジャーで9年、最後は巨人でプレーした。上原をモデルケースにすれば、菅野が33歳で海を渡っても、あと数年はできますから」(球界関係者)

 昨オフもポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指したが、残留を決断。今季終了後の再挑戦を見越して1年契約を結んでいた。これで2年連続で夢への挑戦を断念したことになる。

 今オフは沖縄・宮古島市の伊良部島でチームメートの中川らと自主トレを行う予定だが、「(阪神の)藤浪晋太郎が来ます。突然連絡が来て『お願いします』と言われたので、一緒に頑張ろうなという話」と明かした。藤浪にかまっている場合かどうかは別として「最後の悪あがき」をするために、自身も完全復活を果たしたいところだ。

 なおこの日、DeNAのルーキー牧秀悟(23)が5700万円増の年俸7000万円で更改。2年目の野手としては、阪神・近本の4500万円を大幅に超えるプロ野球史上最高となった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」