新庄は現役当時から「見るのがコーチ。イジったらアカン」と言っていた

公開日: 更新日:

 僕の次にキャッチボールの相手を務めた萩原誠(1991年ドラフト1位)もケガで活躍できなかった(プロ通算10年、打率.192)。剛志の肩を知らずに投げ合うと、相手はみんな壊れていく。

「あいつとキャッチボールしたら、おまえの野球人生終わるぞ」

 新人が入ってきたら常にこう忠告していました。あの強肩のせいで、最後はキャッチボール相手がいなかったんじゃないか。剛志は相手が痛がって投げているのを見るのも大好きで、わざわざ若い選手を呼んで「キャッチボールしよう」と誘っていた。日本ハムの選手たち、本当に気を付けた方がいいですよ。 (この項おわり)

▽吉田浩(よしだ・ひろし) 1971年11月5日、富山県出身。89年、高岡第一高からドラフト6位で阪神に入団。同期で5位入団の新庄はプロ2年目に一軍デビューをしたが、初出場はプロ6年目だった。2002年に戦力外となり、トライアウトで住金鹿島からのオファーを受けて入団。入部1年目で都市対抗野球本大会に出場を果たす。現在は日本製鉄大阪支社に勤務。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景