アーセナル冨安健洋は右足ボロボロ…6月代表4連戦出場どころかW杯本番にも暗雲

公開日: 更新日:

 日本代表の森保一監督(53)が、一報を聞いて愕然としたことは想像に難くない。英プレミアの名門アーセナル所属の日本代表主軸DF冨安健洋(23)が、17日午前4時開始のニューカッスル戦で右太もも裏を痛めてベンチに下がり、6月2日からの日本代表4連戦出場に暗雲が垂れ込めてしまったのである。

 冨安は主戦場の右SBで先発。開始直後から左サイドのマクシマンやジョエリントン、1トップのウィルソンら強力アタッカー陣に翻弄されるシーンも目立った。0-0で迎えた前半38分にアクシデントが発生した。

 相手パスを自陣でカットした冨安は、ピッチ中央の味方プレーメーカーのMFウーデゴールにパス。冨安も攻め上がろうとしたが、ウーデゴールからボールを奪取した相手MFが左サイドのマクシマンにパスを送った。

 あわてて方向転換して定位置に戻る冨安。マクシマンはあっさりと冨安を振り切り、右足で強烈シュートを放った。

 その直後、冨安は自らピッチにへたり込み、右手で右太もも裏を何度も揉みほぐした。アーセナルベンチは、その光景を目にした瞬間、ただちに控え右SBのセドリックに交代出場を命じた。冨安の所作が、今季「何度も何度も目にした」光景だったからである。サッカー関係者がこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間