著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神のショートは中野拓夢以外もう考えられない! 2年目のジンクスも心配ご無用

公開日: 更新日:

 阪神のショートといえば、ひと昔前は鳥谷敬の定位置だった。もっとも過酷といわれるポジションを10年以上もフルに守り続け、それでいてクリーンアップも打っていたのだから恐れ入る。

 そんな鳥谷がショートのレギュラーから外れたのは2016年の途中。それ以降、大和、北條史也糸原健斗木浪聖也ら多くの選手がポスト鳥谷候補としてショートに抜擢されたものの、誰もレギュラーを長く維持するまでには至らず、それがそのまま阪神の弱点になっていた。本当に鳥谷は偉大だったのだと思い知らされる事態だ。

 そんな中、昨年ルーキーながら先述した先輩たちを押しのけるかたちでショートのレギュラーを奪取し、いきなり盗塁王に輝くなどの大活躍を見せたのが中野拓夢だ。守備範囲が広く、送球も安定していて、打撃もミートセンスがあって、足も速い。典型的な1、2番タイプで、センター・近本光司との俊足コンビは新たな虎の名物となりそうな期待を抱かせた。

 この場合、本当に重要なのは2年目となる今季で、そこがダメだった場合、つまり2年目のジンクスにはまった場合、なかなか再浮上するのが難しいのがプロ野球の世界である。阪神の先輩では高山俊がそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状