全米プロは6人中4人が予選落ち…新時代のセッティングに経験不足の日本選手「白旗」

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■パワーゴルフを最大限に引き出すセッティング

 今は圧倒的なドライバーの飛距離でアドバンテージを取るパワーゴルフが全盛だ。そんな選手たちの能力を「最大限に引き出すセッティングになっている」と、吉川氏はこう続ける。

「会場は小さくうねりの激しい砲台グリーンが特徴です。このグリーンをどう攻略するかが、今大会のポイントです。第1打の飛距離と方向性はもちろん、グリーンを狙うショットの正確性、弾道の高低やスピンコントロールも求められる。海外経験の少ない日本選手には厳しいコースです。右足の大ケガが完治していないウッズは技術を駆使しながら決勝に進んだのはさすがです」

 首位は、通算9アンダーのW・ザラトリス(25)。昨年のマスターズで松山と優勝を争った若手。この日は強風が予想され、グリーンをカットしなかった。3日目以降は難易度が増すかもしれない。

松山英樹の話
「いいショットもパットも1回だけ。この結果は仕方ない。予選を通れば、14番(4メートル)のパーパットが入ってくれたことが大きかった」

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