全米プロは6人中4人が予選落ち…新時代のセッティングに経験不足の日本選手「白旗」

公開日: 更新日:

■パワーゴルフを最大限に引き出すセッティング

 今は圧倒的なドライバーの飛距離でアドバンテージを取るパワーゴルフが全盛だ。そんな選手たちの能力を「最大限に引き出すセッティングになっている」と、吉川氏はこう続ける。

「会場は小さくうねりの激しい砲台グリーンが特徴です。このグリーンをどう攻略するかが、今大会のポイントです。第1打の飛距離と方向性はもちろん、グリーンを狙うショットの正確性、弾道の高低やスピンコントロールも求められる。海外経験の少ない日本選手には厳しいコースです。右足の大ケガが完治していないウッズは技術を駆使しながら決勝に進んだのはさすがです」

 首位は、通算9アンダーのW・ザラトリス(25)。昨年のマスターズで松山と優勝を争った若手。この日は強風が予想され、グリーンをカットしなかった。3日目以降は難易度が増すかもしれない。

松山英樹の話
「いいショットもパットも1回だけ。この結果は仕方ない。予選を通れば、14番(4メートル)のパーパットが入ってくれたことが大きかった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性