ここまで落ちたかIOC…近代五種の新競技候補「SASUKE」浮上にチラつくアメリカ企業

公開日: 更新日:

 110年の歴史が変わろうとしている。

 国際近代五種連合(UIPM)が、TBSの人気番組「SASUKE」の障害物「忍者競争」をテスト大会で試験導入すると発表した件だ。近代五種は1912年ストックホルム五輪から採用された歴史ある種目のひとつだったが、UIPMはすでに2028年ロサンゼルス五輪から5種目の1つである「馬術」の除外を決定。IOC(国際オリンピック委員会)もロス五輪からの実施に乗り気だともっぱらだ。

 スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏が言う。

「『SASUKE』を採用とは、IOCも落ちるところまで落ちたなと、言葉になりません」

「SASUKE」は160以上の国と地域で放送され、米国版「NINJA WARRIOR」は10億人の視聴者がいるという。IOCがテレビ映えとエンターテインメント性を過剰に意識する裏には、米国の存在がチラついている。

■視聴者数激減、スポンサー撤退

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    吉村府知事の威勢どこへ? 大阪万博宣伝「チャンス」連発から一転、“ダンマリ”にしれっと変節

    吉村府知事の威勢どこへ? 大阪万博宣伝「チャンス」連発から一転、“ダンマリ”にしれっと変節

  2. 2
    ヤマト運輸「大量解雇」は数千人規模 個人事業主約3万人に続き、パートも対象へ

    ヤマト運輸「大量解雇」は数千人規模 個人事業主約3万人に続き、パートも対象へ

  3. 3
    「イトーヨーカ堂」が都内屈指の好立地店から立ち退きのナゼ…ライバル「イオン」が後継テナントに

    「イトーヨーカ堂」が都内屈指の好立地店から立ち退きのナゼ…ライバル「イオン」が後継テナントに

  4. 4
    浜崎あゆみ FNS歌謡祭で「Who...」熱唱も…またもや“別人疑惑”、「まさにwho?」の声も

    浜崎あゆみ FNS歌謡祭で「Who...」熱唱も…またもや“別人疑惑”、「まさにwho?」の声も

  5. 5
    岸田政権の少子化対策また的外れ…子ども3人世帯「大学無償化」に《不公平だ》と批判殺到

    岸田政権の少子化対策また的外れ…子ども3人世帯「大学無償化」に《不公平だ》と批判殺到

  1. 6
    山下美夢有 史上最年少で2年連続女王の快挙に白い目…ゴルフ関係者も呆れる“マーク問題”

    山下美夢有 史上最年少で2年連続女王の快挙に白い目…ゴルフ関係者も呆れる“マーク問題”

  2. 7
    ヤンキースからラブコールの山本由伸 カネ以外に求める「付帯条件」が分かった!

    ヤンキースからラブコールの山本由伸 カネ以外に求める「付帯条件」が分かった!

  3. 8
    人気絶頂の国内女子プロゴルフ、凋落の始まり? 21年GMOに続き楽天・三木谷社長も撤退の不穏

    人気絶頂の国内女子プロゴルフ、凋落の始まり? 21年GMOに続き楽天・三木谷社長も撤退の不穏

  4. 9
    松野官房長官「1000万円超」裏金キックバック疑惑にゼロ回答…国会でも“アルマジロ”の本領発揮

    松野官房長官「1000万円超」裏金キックバック疑惑にゼロ回答…国会でも“アルマジロ”の本領発揮

  5. 10
    小平智と古閑美保の離婚ウラで囁かれる…“本命”人気男子プロの離婚情報

    小平智と古閑美保の離婚ウラで囁かれる…“本命”人気男子プロの離婚情報