広島・秋山は日本の野球に再アジャストできるのか 松井稼、福留らは復帰1年目に軒並み苦戦

公開日: 更新日:

 メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「もし、レッズ時代と変わらなければ苦しい」と、こう続ける。

「当時の秋山は全打球の約60%がゴロという、典型的なグラウンドボールヒッター。速球やカットボールなどの速い変化球への対応もメジャー最低レベルの数値だった。リードオフマンとして期待に応えようと出塁率にこだわりすぎただけでなく、速い球に対応できなかったのが原因です。それが3Aエルパソでは豹変。16試合で打率.343、3本塁打、21打点。二塁打2本、三塁打1本。メジャーとはレベルが違うし、エルパソの本拠地は標高1000メートル以上の乾燥地帯でボールが飛びやすいのは事実ですが、それ以上に『出塁率より強い打球』と本人の意識が変化したことが奏功したのでしょう」

■再適用しやすいのは投手より野手

 ロッテからインディアンスに移籍し、日本復帰後は巨人などでプレーした小林雅英氏は「全体的な傾向で言えば、投手より野手の方が再アジャストに時間がかからない」とこう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?